理解がうまれるところ。
人は生まれてから、たくさんのことを教わって生きる。
親、先生、先輩…たくさんの人からたくさんのことを教わったおかげで、いまの人生を生きることが出来ている。
でも、誰も本当の意味であなたを教えることができる人はいない。
教える人ができることは、概念を教えることまでだ。ああした方がいい、こうした方がいい、この公式はこうで、これをやるとこういう状態になるというのは、すべて情報や概念でしかない。
その情報や概念を聞いて、わかったと思ったとき、その理解はその情報や概念がもたらしてくれたものなんだろうか。
一般的にはそれで間違いないのかもしれないけど、僕は厳密にいうと違うと思う。
なぜならば、あなたの理解は、あなたを通してしか起こることができないからだ。
その概念を得たあなたが、理解を起こしたのだから、それは概念が理解の主体ではなく、あなたが主体。
だから自分が自分の師匠になるべきだ。
自らの成長と理解を、自らによって起こるようにするべきだ。
心の師は、自らの心の中にいる。
どんな人の言葉でも、あなたに理解が起きるのは、どこかでそれを、既に知っているから。
ではまた!