こころのおと

日々の気づいたことを綴るブログ。

2016-01-01から1年間の記事一覧

優越感

人よりも優れていたいとか、優れていなければとか、そういう気持ちがベースにありながら努力してもっと良くなろう、人よりも優れていようとするのは苦しい。 優越感は他人と比較して自分が感じる一瞬の快楽だけど、本当の優越は自分の優れるとか劣ってるとか…

悪いところがなかったら素晴らしい?

最近よく思うことは、悪いものをなくしていけば、良くなるのかっていうこと。 この前、本業の指導で学生さん向けに講習をしたときに、とある生徒さんに 『先生、私どこか問題ありませんでしたか?』 と聞かれて、びっくりした覚えがある。 特に最近の若い子…

気楽にね

なにか困ったことがあったときに、あんまり難しく考えすぎるのはよくないね。 考えすぎると、自分で自分の作った考えの檻に入っていく…でもその檻から出るのに必要なのは考えることじゃない。 まずはその檻の外にでること。 たまにはリラックスして気楽にや…

考えることの稼働率

心理的に忙しい人は、常に思考している。 ある考えが浮かぶと思考し、その浮かんだ考えについてまた考え、常に考えることの稼働率が高くて、空き容量が少ない。 インターネットブラウザで、ひたすら新しいタブを開き続けると、動きが重くなるのと似てる。 も…

疲労感と心

疲れてくると結構汚い言葉が浮かんでくるんだけど、昔はそれを押し込めてた。 そんなこと考えちゃいけないって。でもそれはたしかにあるもの。 出てこようとしているものを、違う形にしようとするのは、パワーがいる。 抑圧は、葛藤を生む。その言葉が出てき…

動じない心

何事にも動じない心を得ようとして、絶対的に安心できるなにかを求めていた。 でもその心は、そんな絶対的な何かにすがる必要もない心のことなのかもしれない。 なにかにすがりたい自分自身は、一体どんな自分なんだろう。 そのことを考察すると、おのずと見…

大丈夫とか、大丈夫じゃないとか。

本当に肚が据わった人や、自分の人生を生ききってる人は、大丈夫とか不安とかいう概念がないように思う。 大丈夫という状況も、大丈夫じゃないという状況も、その人逹にはあまり関係がない。 生きることに対して筋が通ってる。そしてその姿はカッコいい。 達…

99%よりも大事な1%

人は自分のことで見たくない部分があると、本当に巧妙に見ないようにする。 それは人と話してるときに思うこともあるけど、自分のことを省みて思うことがよくある。 よっぽどそこを見られると都合が悪いと考えてるようで、何重にもセキュリティーかけて、そ…

わかること、わからないこと

一流のアスリートが、その体感覚を僕に話してくれたとしても、きっと僕は想像という思考の中でしか理解できない。 自分の知覚の外の領域は、それを経験しないと、共有することは出来ないから。 想像は想像にすぎない。 いつも理解は経験を通して起こる。 だ…

苦しみを抱えてる人は…

精神的な苦しみを抱えてる人は幸いだ、と今なら心から思える。人は問題を抱えない限り、なんとかしようとしないから。たとえ迷ったとしても、盲信せず、誠実に、ひたすら自分と向き合えた人は、どんどん変わっていくし、その苦しみが終わったとき、人知れず…

自分と向き合うこと

自分と向き合うことって、ダメな自分を倒したり、なくすこととは違う。 その自分を変えようとしたり、乗り越えたりするのともちょっと違う。 そのままの自分を知ること。 そのままの自分とは何か、考えることではなく、知ること。 とても精妙だけど、とても…

考えることと、結果

頭で考えることは必ずしも賢い結果を生むとは限らない。 心で素直にそうだと思ったことはスッて理解できるし、頭で考えた理屈をすべて飛び越える力を持っている。 どんなことでも本当のことっていうのは、自然と分かるようになってるんだよね。 でもそれすら…

満足について考えてみた。

先日、友人とごはんを食べながら同年代の出世の話をしていた。以前は自分も偉くなりたいとか誰もが羨む境遇を目指してた時期があるけど、いまはあんまりそういう風には思わなくなった。そういう立場になってと言われればやるけれども、自分から進んで出世と…

飛躍への扉

逆境や葛藤や混乱は飛躍への直通の扉だ。ただ、その扉には困難という鍵がかかってるが、飛躍するためにはその扉を自分の手で開けなければいけない。その扉をあけるために必要な鍵は、物事に正面から取り組む誠実さ、すべてを直視する勇気、そしてなにがあっ…

人よりも優れている?

昨日飲み会で思ったこと。 人間どこかで人よりも優位に立ちたくなるものだけど、どんなに自分が立派だと主張しても、どんなに特別な存在だと誇示しても、結局そのどちらが優位かっていう線引きは、その人が作っているもの。 自分で境界線を作って、自分で自…

人生という台風

どんなに暴風に吹き荒れる台風でも、台風の目が存在する。それは暴風とセットだ。ある観測点にいればとてつもない突風が吹き、ひどい雨が降っているが、台風の目は同時に存在する。人生も一緒で、どんなに苦境でもそれは台風いう現象の一部であり、台風の目…

『未知』

先日、何人かで『未知』というものについて話す機会があった。何があるかわからないこのご時世、未来をできるだけ安心できるものにしたいと思って生きている人は多いと思う。小さい頃から未来のために何かを詰め込んで、できるだけ安定した職を探し、自分が…

批判ではなく、共に成長する。

今朝方こんなツイートをした。 大人になって社会の中で生活していると、自分も含めてそれぞれ欠点みたいなものを感じるときがある。少し前までは、あの人のここが嫌だとか、ここを直したらいいのにとか思ってたけど、最近そんな風に思わなくなってきた。それ…

こみ上げる衝動

怒りや悲しみの衝動がこみ上げてきたとき、無自覚にその衝動にしたがっていたら、それは感情の奴隷だ。それに付き従うのではなく、そのこみ上げてきた感情を感じている自分自身のことを自覚できたなら、結果的に怒っても怒らなくても、それは奴隷ではない。…

片方だけを求めることは、片方を拒絶すること

片方だけを求めることは片方を拒絶することだ。この事実を自覚して、片方を良いとする自分と片方を良しとしない自分をみることによって、片方だけに偏っていたバランスが段々とれてくる。でもそのバランスが崩れることがあってもいい。時が経てば片方の天秤…

結果による満足と、行為による満足

行為ひとつとっても、それが結果による満足を求めているのか、それとも行為をすること自体で満足なのか、この違いは大きい。結果による満足は結果に左右されるが、行為による満足は結果ではなくそれをする事自体で満たされる。大体の場合、結果を求める行為…

わかってからやるのではなく、やってみてわかることがある。

僕は昔からの癖で、しっかりと準備をしてから、ものごとを完璧にこなしたいタイプだったのだが、どうやら最近変わりつつあるようだ。 そんな傾向ではありつつも、学生の頃はがむしゃらにいろんなことにチャレンジしていたのだが、社会のなかで自分の肩書きや…

迷ったっていいじゃない。

人生に迷うことは別に悪いことじゃない。 なんだか、自分や他の人が生きることに対して迷っていると大丈夫か心配になったり、なんでこんなことで迷ってるんだろうと落ち込んだりするけど 道に迷うことは必ずしも悪いことばかりではない。 道に迷ってもどって…

リスクを避けない生き方

人は自分の望むものは手にいれたいが、嫌なものは避けようとする。 ただ、これがトリックだ。 その嫌なことを避けること自体が新しい苦しさを生む。なのに、望むものにたどり着く道があったとき、自分が望まない障害物があると迂回したくなる。 でもこれは人…

考えと争わない

静寂を求めるとき、ある考えが沸いて、それを解決しようとか、その考えが沸いてこないように何かしたくなる。 でもそれは、風を止むように、雨が降らないように、鳥が鳴かないようにしようとしているのと一緒だ。ただ太陽の下で、優しい草の上でゆっくりすれ…

クリエイティブなスキル

今日だったか昨日だったか、音楽の方で食べていこうと頑張ってる友人が、周りから食っていけないとかちゃんとした仕事につけと言われたとSNSに投稿していた。僕はその友人のことを応援しているのだけれど、芸術や文化を仕事として志す人に対して、それじゃ食…

図星

図星というのは正直つらい。他人からその部分について言われると、怒りや逃避という形をとって、それと直接対峙することを避ける。だけど、それは宝物の眠っているありかを教えてもらったようなものだ。図星というあなたが強く握っているその観念を避けずに…

『考える』という行為を説明すること…

現代を生きていくうえ欠かせないのが、考えるという行為だ。いつも考えるということを漠然としているけど、結局僕らはなにがどうなって考えるという行為をしているか、『考える』という行為そのものを説明することは難しい。それについていま考えてみても、…

Life is beautiful

あなたが人生を拒まなければ、いつも人生は自由で輝いている。Life is beautiful…それはきっと美しい。

論理という枠。

人は論理的な話を聞くと、いろいろものごとが理解できたように感じるけど、その論理を理解しただけでは、知っているということにはたどり着かないように思う。たとえば科学だ。科学は説得力もあるうえに、現象を論理的に説明しているように感じるが、量子力…